ベトナム戦争の「かれはざい」にふくまれたダイオキシン
1,かれはざい(枯れ葉剤)にふくまれたダイオキシン
ベトナム戦争で相手の国をよわらせるために,アメリカは枯れ葉剤を1961年から1971年
の間にまきました。森の中にその国の人々がにげこむと「ひこうき」からかくにんできなくなって
しまうのをできないように,枯れ葉剤をまきました。この枯れ葉剤にダイオキシンがふくまれて
いました。
人間のからだなどにちょくせつ枯れ葉剤がついたんですね。
2,どんなことになったのでしょう。
ベトナム人にたいへんなひがいを出しました。
有名なのがベトちゃんドクちゃん
体がくっついて生まれてきた双子(ふたご)です。
これ以外にも,手足などがへんになって生まれてくる子。
脳(のう)がないままで生まれてきた子。
死んで生まれてくる子。 などがありました。
このようにして生まれてくることが,枯れ葉剤をあびていない人にくらべて
ベトナムでは10倍高かったそうです。
3,アメリカの兵隊(へいたい)たちは
兵隊たちも,手足がしびれたり,ひふガン,ひふえん,などの健康しょうがい
がありました。アメリカの中でも兵隊に健康ひがいが出たので,枯れ葉剤
メーカーとの間で,さいばんにまでなりました。
しかし,このベトナムの枯れ葉剤による健康被害は,いまだに話し合いが
つづけられています。