ゴミしょうきゃく場では トップページへ
ダイオキシン類は800℃以上で分解するということが， 実験の結果分かっています。
ですから，800℃以上でゴミをもやしてしまえばよいのです。ダイオキシン類が作られる温度は
200℃〜400℃の範囲で起こります。一番作られやすい温度は３２０℃であるそうです。
しかし，ゴミ焼却（しょうきゃく）場の電気しゅうじん機（けむりの中から小さなゴミを取る装置）
は，３００℃が一番働きがよいとされています。
ですから，電気しゅうじん器を使用していると「えんとつ」から出てくるけむりをよりきれいにす
るためには３００℃が一番ゴミがとれるということになります。
ところが，300℃にしてしまうと，ダイオキシンが作られてしまいます。
どちらかをよくしようとすると，一方が悪くなってしまいます。
これからのしょうきゃく場 
電気しゅうじん器の問題は，大変むずかしい問題ですね。
ダイオキシンを出さないようにすると，けむりが汚くなってしまい，近くの人に「めいわく」をかけて
しまいます。
そこで，温度ができるだけ低く，より多くのけむりの中の，小さなゴミがとれるもが開発されています。
それは バグフィルター と呼ばれる物です。
これは２００℃ぐらいで効果的にゴミが取れるものです。これであれば， ダイオキシンの発生はでき
るだけ押さえることができ，しかも，けむりの中のゴミを多く取ることができますね。しかし，これにも大
きな問題があります。その問題点は，
１，しょうきゃく場のしゅうじん器をかえる場合，かえている時どこでゴミをもやすか。
２，大変なお金がかかってしまう。
３，バグフィルターにかえるための工事に時間がかかる。
これからの私たちの日常生活
私たちの生活の中で，ゴミを出さないということは考えられないし，ゴミをもやさないということも，
考えられません。ダイオキシンを発生させないためにはこれからどうしたらよいでしょうか。大変む
ずかしい問題ですね。人間が日常生活をすると，そのほとんどのゴミがダイオキシンの元になって
しまいます。
しかし，気をつけて生活をすれば，ダイオキシンをへらすことができます。
大切なことは，どんなことでしょう。まじめに考えないといけませんね。